三菱自動車「社会・環境報告書2005」発行、役員インタビューを掲載

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三菱自動車は、2004年度の活動報告となる「三菱自動車 社会・環境報告書2005」を発行した。

報告書は、同社の環境保全活動の開示を主目的に、1999年から環境報告書として毎年発行してきた。第7号目となる今回は、社会的活動の内容を大幅に充実させて、タイトルも「社会・環境報告書」に改めた。

2005年版では、役員メッセージを新設し、環境・社会への取り組みに関わりの深い役員にインタビューを実施し、同社の取り組みを分かりやすく説明した。

環境面では、開発・設計から調達、生産、物流、販売、リサイクルに至る、クルマのライフサイクルの各段階における取り組みを報告した。社会面では、企業倫理の遵守体制の確立、品質保証体制の強化、交通安全への取り組みなどの報告を充実させたとしている。

2004年度の活動のトピックスでは、新開発「MIVEC」エンジンを搭載した『コルトプラス』、『コルト』、『ランサー』や『eKワゴン』など、主力車種で2005年排出ガス基準75%低減を達成したことや、次世代電気自動車「MIEV」のコア技術であるリチウムイオン電池、インホイールモーターの開発の推進、2004年8月から稼動した水島製作所の新乗用車塗装工場で、低溶剤タイプの水性塗装の採用や塗装効率の改善で、VOC(揮発性有機化合物)を大幅削減したことなどを掲載した。

企業倫理遵守のための組織体制を新たに構築し、社長自らが企業倫理担当役員に就任するなど、CSR(社会的責任)やコンプライアンスの取り組みの強化、品質保証体制の強化やプロセス改革、監査体制強化などの改善施策の実施も掲載した。

《レスポンス編集部》

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