日産自動車のカルロス・ゴーン社長は22日、東京で開いたメディア関係者との懇談で、ハイブリッド車について「現状でもニッチ技術であることに変わりない」と述べ、本格普及には時間を要すとの見方を示した。
ゴーン社長は、6000万台超の世界自動車市場でハイブリッド車はまだ「1%にも達しておらず、これはニッチ」と指摘、ハイブリッドが必要かどうかは「顧客が決定すること」と語った。
また、ハイブリッド車をめぐる最近の報道について「新聞を見ると(市場の)8割がハイブリッドのような書き方になっている」とも述べ、日産としては「顧客のニーズ」を見ながら慎重に対応していくとの方針を示した。