ホンダの福井威夫社長は22日、新型『シビック』と新型『シビック・ハイブリッド』発表の記者会見で、ベース車との価格差が20万円程度の差にしてハイブリッドカーを投入して普及させていく方針を明らかにした。
トヨタ自動車がハイブリッドカー年間100万台販売の目標を掲げているが「ハイブリッドカーの普及はコストが障壁になる」と述べた。新型シビック・ハイブリッドでは、前モデルよりもベースモデルとの価格差を縮め、30万円を切るレベルにした。
しかし「ハイブリッドカーの使い勝手やガソリン価格を考えると20万円の差にしないと一般に普及しない」と述べた。その上で「コストダウンはメーカーの責務」と述べて、今後コストダウンを進める意向を示した。
さらに、福井社長は「ハイブリッドカーは量産車の選択肢の一つとしてラインナップを増やしたい」と述べ、今後既存のモデルにハイブリッドシステムを積極的に搭載していく方針も示した。