ベルギー予選で3番手グリッドを獲得し、決勝レース序盤でも表彰台圏内を守る走りを見せていたトヨタのヤルノ・トゥルーリ。だがドライタイヤへ変えるタイミングを見誤ったせいで大きく後退、結局残り9周でティアゴ・モンテイロ(ジョーダン・トヨタ)と交錯し、リタイアに終わった(11日)。
このレースについてトゥルーリは、「最初のストップでスリックに変えるというチームの決断は間違っていた。スリックではセーフティーカーにさえ着いて行くことが出来なかったよ。そのとき僕はアロンソ(ルノー)のすぐ後ろの4位にいたんだ。その時失った多くのタイムは挽回不能だったよ」
「チームの決断によって表彰台の可能性が奪われた。マシンはトラックによく合っていたんだ。モントーヤ(マクラーレン)のリタイアを考慮すれば表彰台に上がれたはずだったのに……」と悔しさを露にした。