ホンダは2日、先進安全自動車プロジェクト「ASV-3」対応車を開発したと発表した。国内の死亡・重症事故の7割が認知の遅れによるものであることから危険察知を重視して開発した。
クルマどうしで互いの位置を知らせ合う車車間通信やカメラ、レーダーによる障害物察知などの予防安全技術を中心に要素技術を盛り込んだ。車車間通信は08年頃の実用化をめざす。
二輪車は人間の脳が顔の目や口など顔のパターンに速い認知性を示すことを応用し、フロントデザインに「フェイス・デザイン」を採用した。
二輪・四輪とも、10月12、13日に北海道の苫小牧で行われる国土交通省の公開実験に参加する。