出走わずか6台という異例の事態となったアメリカGP決勝(19日)。
クリスチャン・アルバース、パトリック・フリーザッハーともに5、6位入賞で今季初入賞を果たしたミナルディ。喜ばしい事態かと思いきや、ポール・ストッダート代表は憤慨しているという。
実は日曜日の午前、フェラーリを除く9チームがシケイン増設をFIAが許可しない限り、レースはボイコットすることで合意していた。
だがフォーメーションラップ終了後、ピットに戻るはずのジョーダンが戻らなかったために、ミナルディも急遽レース続行を決めたのだという。
「グリッドに残ったのはジョーダンが約束を守らなかったからだ。午前中にターン13にシケインが作られない限りレースには参加しないと約束したのに……」
「FIAが穏便な解決を望まなかったことは、本当に信じられないよ。スポーツにとって最悪の事態。FIAにとってスポーツ自体はどうでもいいんだ。彼らが気にするのは政治ゲームだけさ」と批判した。