【トヨタ・アルファード マイナーチェンジ詳報】HVの進化を実感!

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「世界一ぶれないクルマ」。それが、ファミリーカーとしての『アルファードHV』の目標だ。話題のハイパフォーマンス系HV(『ハリアー』、『クルーガーV』搭載のTHS-II)とは方向性が若干違う。アルファードHVは、電気4駆&EBCを連動し雪道、悪路のどのような状況でも「はっとしないクルマ」を目指している。

「(アルファードHV搭載の)THS-Cも着実に進化しています。アクセル全開でも、フルブレーキングしても滑らない、ぶれない。アクセルワークだけでは、すべてのお客さんがあらゆる路面でコントロールできるわけではないのですから」と、商品開発本部・第1トヨタセンター・第2トヨタセンター製品企画主査・松橋繁さん。

アルファードHVは今回、エアコンの駆動方式の変更。エンジンとコンプレッサーの間に(アイドリング時のエアコン専用)小型モーターを装備。これにより、実用燃費1km/リッター上がっている。

さて、トヨタのカタログを見ると、THS-C&E-Four動作モードは、6つに分類されている。低速走行時、4WD走行時、減速時、全開加速時、通常走行時、停車時・スタート時。しかし、これはあくまでも便宜上6モード表示しただけで、実際はとてつもなく多数のモードが存在する。今回のマイチェンでもその制御は大幅に進化しているのだ。カタログ上でちょっと疑問に思った低速走行時(モーター駆動のみ)から通常走行(エンジンのサポート開始)の切り替えポイントを、前述の松橋さんに聞いた。

「低速ではモーターで4駆発進。加速の仕方で違います。平坦でじっくりとした発進だと、ずっとモーター駆動です。ですが、発進は必ず4輪駆動。滑るかどうか、路面はいま滑るかどうかの判定を数秒間で判断します。そして、これならFFなどまっすぐ走ると判断すると、2駆の条件でエンジンかモーターでいくか決めます」、という。カタログ上表記はないが、これは『クラウン・マジェスタ』採用のVDIMとほぼ同格の世界トップクラスの究極の制御方法なのだ。現在、アルファード全体販売量の約10%がこのHVで占められている。

《桃田健史》

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