7日、日産から『モコ』(スズキ『MRワゴン』)、クリッパー(三菱『ミニキャブ』)に続く、3台目の軽自動車『オッティ』が発売された。オッティも前2車と同じくOEM供給車で、今回は三菱の『eKワゴン』と『eKスポーツ』がベースとなっている。
今回もクルマの性能面ではeKワゴンおよび、eKスポーツと全く同じで、フロントグリルとリヤコンビランプのデザインがオッティ専用に変更されているだけだ。
エンジンはeKワゴンと同じ、50ps/6.3kgmを発揮する直列3気筒SOHCエンジンと、eKスポーツに搭載されている64ps/9.5kgmの直列3気筒SOHCターボをラインナップ。ベースモデルのSは5MTと3ATとし、他のグレードは全て電子制御4ATを組み合わせている。
グレードはeKワゴンと同じ仕様の「E」と「S」、eKスポーツと同じ仕様の「RS」と「RX」が用意されており、4つのグレード全てで4WDも選ぶことができる。ボディカラーにはオッティ専用色のランスブルーを含む全10色が用意されている。
日産自動車商品企画本部 西垣聡さんは「オッティのスペックはeKワゴンやeKスポーツと同じです。一部のグレードで、オプションのABSなどを標準装備しているので多少価格帯が高くなっていますが、同じ装備で比較したら価格も同じになります」とコメント。
販売目標台数は月に3000台。『キューブ』に似たテイストの、ボディ同色グリルが意外にマッチしているので、本家のeKワゴンよりも販売を伸ばすかもしれない。