ホンダはワンボックスミニバンの『ステップワゴン』を3代目へとフルモデルチェンジし、5月26日に正式発表、27日に発売する。
3代目は扱いやすいサイズを意味する「ユースフルパッケージ」、くつろげる空間を演出した「リラクゼーションスペース」、優れた走行性能を実現する「クオリティパフォーマンス」の3つのキーワードをコンセプトに開発されている。
「ユースフルパッケージ」の具体的なポイントはボディのコンパクト化。新型はボディサイズを全長で−45mm、全高で−75mmも小さくし、それでいながら先代と同じ室内長&室内高を実現している。さらに待望の両側スライドドアを採用し、使い勝手も大きく進化させている。
「リラクゼーションスペース」の実現には世界初となるフローリング調フロアの採用や、天窓のようなトップライトルーフをオプション設定。シートの座り心地も向上し、従来のミニバンにはなかったリビング感覚を作り上げている。
搭載されるエンジンは、先代と同じ2.0リットルと、2.4リットルの2種類の直4エンジンをラインナップ。2リットルには従来どおり4ATを搭載し、2.4リットルのFFには7スピードモード付きのCVTを新たに組み合わせた。2.4リットルの4WDは、先代と同じ5ATとなる。
新型ステップワゴンは、先代までの正統派箱型ミニバンというコンセプトをブレイクスルーし、ワンボックス型ミニバンの新境地に挑んでいる。低く小さくなりながらも、パッケージングやユーティリティに関しては大きく進化させている。