17日、福井県南越前町内の県道で、路上に駐車していた軽自動車に対し、後方から走ってきた大型ダンプトラックが激突する事故が起きた。
追突された弾みで軽自動車は前方に押し出され、クルマの前方で立ち話をしていた女性2人がこれの直撃を受け、83歳の女性が死亡。63歳の女性が重体となっている。
福井県警・武生署によると、事故が起きたのは17日の午前11時30分ごろ。
南越前町鋳物師付近の県道で、路上に駐車していた軽自動車に対し、後ろから走ってきた大型ダンプトラックが激突した。ダンプトラックは衝突前にほとんど減速しておらず、駐車していた軽自動車はそのまま前方に押し出された。
軽自動車の前方では83歳と63歳の女性が立ち話をしていたが、押し出されたクルマは2人を直撃。2人とも全身を強く打ち、このうち83歳の女性は全身を強打したことによって収容先の病院で死亡。63歳の女性も内臓を損傷して重体となっている。
警察ではダンプトラックを運転していた68歳の男を業務上過失傷害の現行犯で逮捕。女性の死亡が確認された後は容疑を同致死傷に切り換えて調べを進めている。
現場は見通しの良い片側1車線の道路。ダンプトラックを運転していた男は警察の調べに対し、「少し遠くを見ていたので、直前に停車しているクルマの存在に気づくのが遅れた」などと話しているという。