気になるニュース・気になる内幕——今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。
2005年5月18日付
●ゴルフの頂点、5代目デビュー(読売・8面)
●ハイブリッド「カムリ」米国での生産発表(読売・8面)
●露のトヨタ工場、来月起工(読売・8面)
●道路公団幹部、特許「抜け駆け」主導、特定業者が販売権(朝日・1面)
●夏のボーナス2.2%増、3年連続プラス、製造業けん引(日経・1面)
●米で「プリウス」突然停止、トヨタ、原因究明急ぐ、世界戦略に影響の恐れ(日経・11面)
ひとくちコメント
トヨタ自動車のハイブリッド車『プリウス』が走行中に突然停止する事例が、米国内で13件発生していることが分かったという。米紙ウォールストリート・ジャーナル(電子版)が特報、日経なども取り上げている。
記事によると、不具合が発生したのは2004年モデルと05年モデルの一部。米運輸省高速道路交通安全局(NHTSA)に「突然停止した」などとする報告があったほか、オンライン自動車調査会社エドムンズ・ドット・コムにも同様の例が報告されているという。
死傷事故は起きていないものの、事態を重くみたトヨタは原因追及と対策立案のための緊急調査に入った、としている。
また、トヨタは、18日未明、2006後半からハイブリッド車の米国現地生産を開始すると正式に発表した。人気車種プリウスの不具合発覚直後の現地生産発表、今後の戦略にどう影響するのか成り行きが注目される。