【ソウルモーターショー05】レクサスはまだ無いんです

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今回のソウルモーターショーには、日本メーカーも出展していた。ホンダ、日産(インフィニティ)、そしてトヨタ(レクサス)だ。

音楽的な志向や食生活を含め、韓国の若者文化はアメリカとほとんど変わらない。北米志向が強く、北米で人気のブランドも人気がある。そういった意味では日本メーカー3社はいずれも注目度が高い。

韓国内で反日感情が高まっているとの報道もなされていたが、すでに韓国内での販売を開始しているレクサスとホンダの会場説明員は「日本でどのように報じられているか知りませんが、高級車を扱うディーラーに対する嫌がらせはメーカーの国を問わず、ある程度は存在しています。だから例えば投石があったことが、反日感情とイコールにはならない」とも話し、「過剰報道ではないのか」と結論づけている。

販売台数には若干の変動があるものの、それは反日感情というよりは、景気の動向に左右されるという分析。実際の販売活動への影響もほとんどないという。ソウルの街中を走る日本車は訪問の度に増えているという印象を受けるが、その印象にも間違いはなさそうだ。

日本国内での展開が8月に迫っているということもあり、記者自身はレクサスの動向に注目。特に日本でまだ見ることのできない『GS』をじっくりと眺めていた。

プレスパスには名前が記されているが、韓国人がハングル表記なのに対し、日本人を含む外国人は英語表記となっている。GSの横に立っていた説明員が記者のパスをジッと眺め、怪訝な表情をしながら「日本人でしょう? なのにどうしてこのクルマを熱心に眺めているの?」と一言。

「日本でレクサスの新型車を見ることは8月まで出来ないんだ」と説明してみたものの、彼には「日本よりも先にレクサス店が韓国にある」という状況が今ひとつ納得できなかったらしい。

帰り間際、会場内では配布していないGSの販売店用カタログをわざわざバックヤードから持ってきて「これどうぞ」と手渡してくれた。

きっと「変な日本人だな」と思われていたんだろうなあ。

《石田真一》

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