日本でのディーゼル車普及は---微妙

エコカー 燃費

経済産業省は18日、『クリーンディーゼル乗用車の普及・将来見通しに関する検討会』の報告書を公表した。欧州で乗用車シェアの44%を占めるディーゼル車について、学識経験者らが日本での普及の可能性を探ったもの。

議論の結果、「旧世代ディーゼルの悪いイメージが払拭され、その高性能化やクリーン化について認識されれば、ディーゼル乗用車が再度、市場での存在感を示すことも考えられる」としたものの、日本では燃費と排ガス性能を両立させたハイブリッド車も実用化されていることから、「ディーゼル乗用車がわが国で普及するには、まだ多くの課題が残されている」と指摘した。

ただ、「わが国におけるディーゼル乗用車の将来的な普及は、ディーゼル乗用車の市場が拡大する欧州や、成長著しいアジアの乗用車市場における競争力強化にも資する」として、自動車メーカーによる技術開発に期待を示した。

《編集部》

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