【MINIクーパーS ATモデル詳報】 ダイレクト感のある6速AT

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【MINIクーパーS ATモデル詳報】 ダイレクト感のある6速AT
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新型MINIの最上級グレードとなる『クーパーS』と『クーパーSカブリオレ』に、待望のATが追加された。MINIには90ps発揮するベースグレードの『One』、Oneと同じ1.6リッターエンジンながら116psを発揮する高出力バージョンの『クーパー』、そして1.6リッターエンジンにスーパーチャジャージャーを組み合わせ、170psを発揮する最強モデルのクーパーSの3モデルがラインナップされていた。

だが、OneとクーパーにはCVTを組み合わせた2ペダル車がラインナップされていたが、クーパーSには6MTしかなく、ATを待ち望む声が多く寄せられていた。

BMW MINIディビジョンの西山雄一郎さんは「クーパーSにもAT車の要望は多く、ようやく追加することができました。昨年末から受注を開始していますが、今はクーパーSを選ぶ85%の方がATを選んでいます。今後はクーパーSに関しても6速ATが主流になるでしょう」と語る。

クーパーSに追加されたのは、OneやクーパーのCVTとは違い、日本のアイシン製の6速ATが採用されている。これはハイパワーなスーパーSの大きなトルクに対応するためだが、このATの設定がじつにいい結果を導き出している。

MINIのCVTはリニアリティの面では多少古さが隠せないが、クーパーSの6速ATは制御も細かく、エンジンパワーをダイレクトに伝えてくれる。スポーティな走りを2ペダルで楽しみたいと思うなら、クーパーSの6速ATのほうがエンジンパワーを、より生かしきることができる。クーパーSのMTとATの動力性能の差は、Oneやクーパーよりもはるかに少ないだろう。(つづく)

《岡島裕二》

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