【XBOX フォルツァ・モータースポーツを試す!】河口まなぶ…マシンだけでなく、ニュルの過酷さもシミュレート

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【XBOX フォルツァ・モータースポーツを試す!】河口まなぶ…マシンだけでなく、ニュルの過酷さもシミュレート
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まさにあのニュルブルクリンクが目の前に広がっている。だから走り出してすぐに、ゲームそのものに馴染むことができた。

走らせたのは国産最強モデルであるスバル『インプレッサ』WRX STiスペックC。このクルマを選んだ理由は、実際にボクがニュルブルクリンクでもっとも多くの周回を重ねているクルマだからである。

ニュルブルクリンクの描写は確かなもので、走り出して間もなく右へ左へと続くハッツェンバッハなどはまさに本物に近い雰囲気を感じさせる。そしてこの先に出てくるボクが恐れているコーナー、フラッグプラッツもなかなかの再現がなされていた。

もちろん、クルマのほうもリアリティを感じさせるもの。タイヤの摩耗や温度まで再現されるこのゲームらしく、走り出してスグはクルマが安定しないところなど、本物を思わせるような部分があり、その細かい演出が緊張感を高めてくれるのだから面白い。

フォックスレーレを全開で下っていくときの身体が固まる感じは、まさに実際と近い。あまりのスピードと下り勾配でハンドルを握る手がじっとりとしてくる。そして最大の緊張を迎えるのが、アデナウ・フォレストへの進入。

じつはここで、思わずコースアウトしてしまった。すると面白いのは、実際と同様にクルマがクラッシュしてヘコむこと。ほかのゲームではほとんど見たことのないこの処理は、とてもユニークだと思った。なぜなら自分がニュルを走っていて、自分の乗るクルマが壊れるところなど絶対に見たくないと思うからだ。しかしこのゲームではそれがいかなるものなのかを画面を通して教えてくれるのだ。

カルッセルを抜け、ギャラリーコーナーへ向かう。実際のニュルではこの辺りはやや薄暗いが、ゲームでは道が鮮明に見えるのでわかりやすい。インプレッサは各コーナーにおけるギアも実際と同じだし、スピードも本物に近いところにある。リアル感がある。

ジャンピングスポットを抜け、ミニカルーセルを回って最後の直線…ここでの速度の乗り方も実際のクルマと近い。そしてゴール。

このゲームではテレメトリー機能があるので、走りをあとからチェックすることができるのも嬉しい。テレメトリーを通じて走りを分析すると、ダメだった場所での理由が確実にわかるのだ。

と、こんな感じでボクはこの「フォルツア・モータースポーツ」に、束の間ではあるが一生懸命になったのだった。

※ゲーム用レーシングシート「プレイシート」提供
(株)セクトインターナショナル
http://www.playseats.co.jp

《河口まなぶ》

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