ホンダ『エアウェイブ』(7日発表・8日発売)のスペース効率は確かに高い。エンジンを搭載する部分が短い『フィット』の「グローバル・スモール・プラットフォーム」を使用している。
ライバルモデルのひとつで広さには定評のあるトヨタ『カローラ・フィールダー』と比べても、全長が60mm短いにもかかわらず、ダッシュボードからバックドアまでの長さは逆に60mm上回る。
広さだけでなく、操安性や乗り心地についてもファーストカー使用に耐えうるものに仕立てたという。
ホンダのスモールカー開発を管掌する本田技術研究所の繁浩太郎・開発技術主幹は「ベースモデルの『フィット』がタウンユース向けなのに対し、エアウェイブは長距離走行にも充分使えるよう、各部のチューニングに気を配りました」
「足回りを大幅にスタビリティ方向に振っているので、ゆったりと乗るのにはうってつけだと思います」(繁氏)