20日にオペルのラインナップに加わった『アストラワゴン』。アストラといえば、本国ドイツではVW『ゴルフ』と熾烈なライバル関係にあることで有名だ。新型アストラワゴンのライバルは、やはり「ゴルフワゴン」ということになるのだろうか。
ゼネラルモーターズ・アジア・パシフィック・ジャパン広報部の横倉典さんは「ゴルフワゴンも、もちろんアストラワゴンのライバルです。そして同じ価格帯のプジョー『307』や、フォード『モンデオワゴン』もライバルとして挙げられると思います。価格に関しても、ゴルフワゴンに対抗できる、戦略的な設定にしています」とコメント。
価格はベースグレードの「CD」が250万円とゴルフワゴンの1600「E」に近い。メイングレードの「1.8Sport」は280万円で、ゴルフワゴンの2000「GLi」よりも若干安い設定になっている。先代モデルがベースのゴルフワゴンに比べれば、ほぼ同価格のアストラワゴンの魅力は大きいだろう。
また、アストラワゴンはアストラ5ドアハッチバックと比べて、価格差が15万円高と、それほど高くなっていないのも美点。
同広報部の横山さんは「ハッチバックとワゴンの価格差が小さいこともあり、今後はワゴンが売れ筋になっていくでしょう。販売比率的には6:4か、7:3でワゴンのほうが売れると思います」と説明する。
アストラワゴンは先代と比較しても、サイズが大きくなっている割には大幅な価格上昇もなく、お買い得感は高い。国産車プラスアルファの出費で買うことができる価格は維持しながらも、車格はひとクラス上がっているので、アストラワゴンのリーズナブルな印象は、さらに高まっている。