東京オーートサロン2005、スズキブースの主役は、昨秋に登場した『スイフト』のJWRC(ジュニアWRC)バージョンとなる『スイフト・スーパー1600』だ。
今年の前半戦では昨年同様に『イグニス』をベースとした『イグニス・スーパー1600』を使用するが、後半戦からはスイフトにスイッチすることをすでに決めている。
JWRCは1.6リットルまでの自然吸気エンジンを搭載した市販ベースのFF車限定。そして28歳以下の若手ドライバーによって争われるというもの。原則としてワークスの直接参加は禁止で、ドライバーはメーカーから車両を購入して参戦する。
市販ベースあるだけに、ベース車の素性の勝敗の大きな要因となる。また、クラッシュすれば修理費が自腹になることも多く、コントロール性の優れたクルマが要求される。現在は欧州メーカーが主導だが、スズキもイグニス・スーパー1600をこのカテゴリに用意していた。
JWRC用のスイフトは3ドアバージョンとなっており、現在市販されている5ドアバージョンとは外見も大きく異なる。ディメンジョンはイグニスと大差ないものの、前面のグリルデザインが拡大しており、イメージさせる戦闘用マシンとしての迫力はイグニス以上となった。