常連となっているパイオニア/カロッツェリアは、東京オートサロン2005では自社のコンセプトである『AVファウンデーション』を前面に押し出した展開。
商品別にデモカーを用意し、実機の展示もカーAVにふさわしい組み合わせで実際に触れるように用意がされていた。
中でも目をひいたのがランボルギーニ『ガヤルド』による2シーターでのカーAVシステムである。このクルマ、わざわざショーのために用意したもの。
システムは5.1chデコーダーを内蔵したDVDレシーバー『AVH-P90DVA』をメインに組んだもので、どの車種でも最適な音場が自動的に設定できる「オートタイムアライメント&オート・マルチアクセスイコライザー」の効果が体感できる。
一般的に2シーターでのマルチなカーAVは音場設定が難しいと言われるが、この機能のおかげでメインステージがフロントにピタリと収まり、音楽を聴く臨場感がじっくりと伝わってくる。P90DVAにはサブウーファー用アンプを除く5ch分のアンプも内蔵しているため、システム的にもシンプルにまとまっているのも魅力だった。