トヨタ自動車は22日、車対車の衝突安全試験の速度を従来の50km/hから同55km/hにアップし、これに対応した新ボディ構造を来年初頭に発売する新型『ヴィッツ』から採用すると発表した。
新型ヴィッツはフロントサイドメンバーやフロアクロスメンバーなどを工夫し衝突時の衝撃を効率的に吸収するボディ構造を取り入れる。これにより、2tクラス車との55km/hどうしでの前面・後面オフセット衝突(50%ラップ)、側面衝突試験をクリアした。
また追突された場合の乗員の首への傷害を軽減する新「WILコンセプトシート」も新型ヴィッツから採用する。従来よりも厳しい50km/hでの追突事故を想定した社内試験で、同社独自の目標をクリアした。