ホンダの福井威夫社長は、B・A・Rに45%出資した新体制で臨む来季F1について「出資したからといって、今までだめだったことが直ぐに良くなるかは疑問だが、レースをやる現場は言い訳はできなくなるだろう」と、20日の記者会見の席上、ホンダのチーム関係者にプレッシャーをかけた。
この発言を受け、F1の責任者である伊東孝紳常務(本田技術研究所社長)は苦笑しながら、「1日も早く表彰台の真ん中に立つよう頑張るだけ」と応じていた。
来季は安全と経済性の追求でレギュレーションの大幅変更も実施される。福井社長によると「コースにもよるがラップタイムは5−6秒遅くなる」という。ただし「ダウンフォースの軽減で、より高度なドライブテクニックが求められる」と、自らのF1操縦経験をもとに解説していた。