【三菱 エクリプススパイダー詳報】 北米生まれのカジュアルオープン

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10月25日に3代目『エクリプス』のスパイダーが日本でも輸入発売された。エクリプスは現地生産の北米専用モデルとして、89年に初代が登場。そして94年には2代目へと進化し、2代目の時にはオープンボディのスパイダーも導入された。初代、2代目とも少数ではあるが、日本に輸入されていた。

だが、3代目はスポーツカー人気の低迷から日本導入の予定がなかったが、昨年の東京モーターショーに参考出品した際に反響が大きく、約1年後の日本導入となった。北米ではクーペもあるが、日本にはスパイダーだけが輸入される。

日本仕様を作るにあたり排ガスなどの対策は施されているものの、ほとんどはアメリカ仕様のまま。もちろん左ハンドルだ。

エンジンは3リッターV6で196psを発揮。アメリカ仕様車らしく低速トルクが太く、どこからでも加速を引き出すことができる。高回転まで回して楽しいエンジンではないが、扱いやすい。ミッションもやや古さを感じてしまう4ATのINVECS-IIだが、このおおらかなエンジンにはマッチしている。

クーペがベースのオープンボディなので、それほどボディ剛性は高いとはいえないが、2代目のスパイダーに比べれば大幅に向上しており、不満のないレベルには仕上がっている。足まわりもアメリカ仕様ということで、もっと柔らかいものを想像していたが、意外に安定感のあるものだった。

三菱自動車 開発本部 FF開発センターの板倉一志さんは「2代目のエクリプスのときは、開発段階ではスパイダーの予定はなかったのですが、3代目では最初からスパイダーの設計も念頭に入れて開発を進めていますので、ボディ剛性を大幅に高めることもできました。また、ホイールベースも50mm延長していますので、後席の居住性も向上しています」とコメント。

そんなエクリプススパイダーの価格は税込みで315万円。電動ソフトトップとシートヒーター付きの本革シートを装備し、インフィニティ製オーディオやクルーズコントロールまで付いた3リッターモデルが、この価格ならじゅうぶんにお買い得といえるだろう。アメリカンテイストのオープンカーをお望みの方には、入門編として最適のクルマといえるだろう。

《岡島裕二》

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