富士重工業が発表した2004年9月中間期の連結決算は、営業利益が前年同期比15.3%減の155億円となり、大幅減益となった。販売台数は好調だったものの、北米のスバル『レガシィ』がモデル末期だったことが影響した。
売上高は同3.8%増の6907億円と増収で、中間期として過去最高だった。国内では軽乗用車の『R2』の販売が順調だったのに加え、欧州や豪州の新型レガシィの増販などで、売上台数は同10.9%増の27万5000台だった。
自動車以外でも産業機器カンパニーの国内向け新型発電機や航空宇宙カンパニーの次期固定翼哨戒機などで増収となった。
収益では、為替差損が121億円あったほか、売上構成比のマイナス18億円が影響して営業減益となった。経常利益は同38.5%減の150億円、当期純利益が同57.4%減の82億円と半減した。