BMWは26日、新型『3シリーズ』の写真と概要を発表した。実車の国際披露は来2005年春開催されるジュネーブモーターショーだ。
モデル発表時点で設定されるエンジンは3.0リットルと2.5リットルの直6ガソリン、2.0リットル直4ディーゼル。2.0リットル直4がやや遅れて05年秋に登場する。トランスミッションは6MTが標準で、6ATがオプション設定。
外観上の特徴は、ショート・オーバーハング、大きく後退したキャビン、長いエンジン・フードなど。車両寸法は、全長:4520mm(従来比+49mm)、全幅:1817mm(+78mm)、全高:1421mm(+6mm)、ホイールベース:2760mm(+35mm)。従来型と比べて重量を増加させることなく、車体剛性を25%高めたという。
6気筒エンジン搭載車にオプションとして用意されるアクティブ・ステアリングは、このセグメントにおいて初めて。車速に応じ、低速ではよりダイレクトに、高速ではダイレクト感を弱めるようにステアリング・ギアボックスの変速比を調整する。
ダイナミック・スタビリティ・コントロール(DSC)は最新型に進化する。6気筒エンジン搭載車では、濡れた路面の走行時にブレーキディスク/パッドの水分を乾燥させるドライ・ブレーキング機能、あらかじめディスクとパッドとの隙間を調整してブレーキングに備えるブレーキスタンバイ機能、坂道発進で後退を防止するスタートオフ・アシスタント、ブレーキをゆっくりかけた場合のアンチダイブ制御などが備わる。