WRCラリードイツの21日、レグ2で、三菱自動車のジル・パニッツィはコースアウト、立ち木に衝突してリタイアした。午後サービスに戻ったジルは「どのようにして事故が起こったのか、はっきり覚えていない」と語る。
「ただ、信じられないような土砂降りだった。ブレーキをかけようとしていたが、道の端に寄りすぎたかも知れない。濡れた草に乗ってしまったようだ。もう我々は“お客さん”になっていた。あのような路面でマシンは制御できない」
「小さな木に当たってスピンし、草原の下り斜面を200−300m滑って行き、別の木に当たって止まった。私の側で激しくぶつかったが、クルマは普通に止まっていたし、座席も外れなかった。痛みは感じたが、2人とも歩いてクルマを離れることができた」
「不運だったが、ポジティブな面を見れば、マシンのターマックでの性能をお見せすることができたし、開発の方向性が間違っていないとわかった」