トヨタのレーシングマシンやチューニングパーツを開発するトヨタテクノクラフト(TRD)は、『ヴィッツ』、『ist』(イスト)、『bB』の1.5リットルエンジン(1NZ-FE型)に後付け可能なターボユニットの販売取り付けを行う、「TRDターボチューニングプラン」を1月7日に開始した。
販売取り付けに際しディーラーを含む全国7店の取扱店を設けた。
また、同時に同ユニットを搭載し、足回りを強化したイストとbBのコンプリートカーの販売も、全国4店の指定ディーラーを通して開始した。
3車に搭載されるターボユニットはともに同じ仕様で、ヴィッツのみMT車への搭載も可能。最高出力はベース車に比べ41psアップの150ps/6400rpm、最大トルクは5.6kgmアップの20.0kgm/4800rpmを発生する。価格は取り付け工賃を含めて59万8000円となっている。
ターボを後付けすることができるのは3車の1.5リットルエンジン搭載車の2WDに限られるが、マイナーチェンジ前のヴィッツやbBにも組み合わせることができるように、8種類のエンジンコントロールユニットを用意している。
このターボユニットはタービンだけではなく、専用のインタークーラーやインジェクター、大容量ラジエター(イストは除く)といった補機類まで含めた12点の専用パーツを採用し、出力の向上と耐久性の確保を図っている。ほかにも専用エンブレムや、通し番号の入ったコーションプレートといったプレミアム感を演出するパーツも装備している。
「TRDターボチューニングプラン」はこれからクルマを買おうとしている人はもちろん、人気車の既存ユーザー、さらに中古車購入時にも訴求できるというメリットを持っている。このディーラーチューニングの新しい試みは意外にヒットするかもしれない。