TMG(トヨタ・モータースポーツ有限会社)は2004年から現社長を務める冨田務氏が新たにパナソニック・トヨタ・レーシングのチーム代表に就任することを発表した。現在チーム代表のオべ・アンダーソン氏は今後アドバイザーとしてチームと関わっていくことになる。
冨田氏は「オべのトヨタ・モータースポーツへの貢献には、感謝しても感謝しきれるものではない。今回の人事移動はトヨタの規定に従ったもので、ある時点で従業員に新たな役目を科すための試み」とコメント。
さらに「来季からは社長のジョン・ハウエットとともに会社とレース活動に従事していきたい。オべの助けとアドバイスを受け、私の使命はパナソニック・トヨタ・レーシングを出来るだけ早くトップチームにすることだ」と意気込みを語った。
冨田氏は1969年、トヨタでエンジン開発エンジニアとしてキャリアをスタート。96年にトヨタ・ボード・オブ・エンジニアのメンバーになり、トヨタのモータースポーツ活動の責任者を務めている。