三菱自動車は、1月4日から米国デトロイトで開催する北米国際自動車ショー(デトロイトモーターショー)で、ダイムラークライスラー社のクライスラー部門と協業する新型ミッドサイズ・ピックアップトラックの、コンセプトモデルである『スポーツトラック』コンセプトを出展すると発表した。
三菱は、ダイムラーとのアライアンスを活用して北米市場にミッドサイズのピックアップトラックを投入する計画で、スポーツトラック・コンセプトは、北米市場への投入を視野に入れたコンセプトモデルだ。
外観は、全体のフォルムは低くワイドなキャビンと車体四隅に配置した22インチの大径タイヤでスポーティなイメージと力強さ、たくましさを表現したという。
エンジンはV8の4.7リットルSOHC16バルブに5ATを組み合わせた4WDのパワートレインで、ミッドサイズのピックアップトラックとしての動力性能を確保した。
リヤシートは、大きく前後、左右にスライド可能で、後席はセパレートシート風にも、ベンチシート風にも用途に応じてアレンジできる。荷室部分までスライドが可能で、後席でもオープンエアーを楽しめる。テールゲートも通常の開閉に加え、上下スライドや格納も可能で、バイクやサーフボードなどの長尺物の搭載も容易な構造となっている。
三菱は新型ピックアップトラックを2005年に北米市場に投入する計画だ。