『R2』のインテリアは乗る人を包み込む安心感とシンプルで飽きのこないデザイン。開放的でグラスエリアの広いクルマが多い中、あえて包まれ感を与えたのは、若い女性の声と五感にうったえるデザインという理由があった。
スバル商品企画本部デザイン部の田中昭彦氏は語る。「左右に伸びやかなインパネ形状は、翼をイメージさせ、フロントグリルとのコーディネイトを狙っています。要素を主張せず、質を高めたシンプルなデザインです」
「後席の乗員ははCピラーに隠れる形になります。開発途中でクリニックにかけたら、若い女性の中には見られたくない、という人も多かったんです。トータルでの安心感を考え、包まれたデザインにしました。乗ってみると閉塞感やマイナス感はないと思いますよ」