ETCモニターリース制度、業務用台数が急激にアップ

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6月に開始されたETCモニター・リース支援制度。11月より業務用の適用資格枠を広げた結果、業務用の申し込み受付が2カ月間で1万件以上の伸びを示し、12月1日付けの速報では12万件を突破して12万0109件になった。

ETC車載器購入に当たって、5000円分の助成が受けられるこの制度は、開始から1カ月もたたない間に一般枠の12万件は、あっという間に埋まってしまった。それに対して、業務用は遅々として進まず、10月末時点でようやく定数の1/5ほどの受付しかなかった。

それがようやく一般用枠の数字にならんだわけが、定数は35万なのでいまだに約1/3ほどの受付だ。

ETCに関しては様々な割引制度が実施されているが、そのほとんどは業務用をターゲットにしているようだ。長距離割引などはまさしく業務用トラックやバスをターゲットにしている。400kmを越えてドライブする一般ドライバーは少ない。

ETCモニター・リース支援制度の枠も、一般用が12万だったのに対して業務用は35万と、約3倍の枠を用意されていた。

しかし料金所渋滞を引き起こしている要因は、業務用トラックよりも乗用車タイプ。料金所渋滞の解消を本気でめざすならば、一般ユーザーのETC購入意欲をそそるような割引制度や支援制度が必要だろう。

《編集部》

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