ダイハツ『タント』の開発にあたり、衝突安全性について新しいロジックが適用された。
現実的な事故を想定した「クルマ対クルマ」衝突実験を行い、トヨタ『クラウン』と50km/h同士(相対速度100km/h)で衝突させても生存空間が確保されるよう、衝撃吸収構造の高度化とキャビンの強度アップを行った。
電子制御性動力配分機構つきABSは、最低グレード「L」がオプション設定である以外、全モデルに標準装備。運転席&助手席SRSエアバッグ、プリテンショナー&フォースリミッター機構つきフロント3点式シートベルト、チャイルドシート固定アンカーなどは全グレードに標準装備だ。
ほか、衝突の際にステアリングが前方に引っ込む衝撃吸収式ステアリングシャフト、ブレーキペダルにも、事故時のペダルの飛び出しによる脚部への加傷性を軽減する構造を採用するなど、普通車並みの安全性を確保している。