日産自動車の中国合弁会社である東風汽車(ドンフェン)は、2004年から07年までの4カ年計画を推進するのに当たり、東風ブランドの商用車部門では日産ディーゼル工業と仏ルノー傘下にあるボルボのトラック部門が技術支援することになった。両社は東風とそれぞれ、技術協力契約を交わした。
東風は07年に合計62万台の販売を目指すが、このうち過半数の34万台が商用車となる。4カ年計画中に、小型から大型に至るまで大半の商品を刷新する一方、新モデルの投入も計画している。
日産ディーゼルとボルボは、大型エンジンを含む新型トラックの開発に全面協力する計画だ。また、東風は4カ年計画で購買の集中化によるコスト競争力の強化も推進することにしており、商用車部門では提携先の2社もこれに協力する。