フィアットの切り札はモーターホーム

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11月4日から9日まで、英国ロンドンで開催されたキャンピングカーの展示会「キャラバン・アンド・アウトドアレジャー・ショー」(The Caravan and Outdoor Leisure Show 2003)。いわゆるキャンピングカーには、4輪駆動車などで牽引するキャラバンと、バンを改装して生活できるようにしたモーターホームの2種類がある。

フォルクスワーゲン、メルセデスベンツ、プジョーなども、モーターホームの分野では大手だが、欧州でのシェアトップは、毎年約4万台を売るフィアット。同社にとっては、経営再建の切り札として期待がかる。

とはいえ、フィアット自体がモーターホームを製造・販売するのではなく、改装専門業者が市販されているフィアット製バンを購入し、モーターホームに改装して販売する。ティンバーランド・モーターホームズ(Timberland Motorhomes)社が、フィアット『ドゥカート 2.8JTD』をベースに改装した『フリーダムII』は、同イベントが認定した2003年のモーターホーム・オブ・ザ・イヤーを受賞した。

フリーダムIIは、2.8リットルのコモンレール式ターボディーゼル・エンジンを搭載し、価格は3万3975ポンド(628万円)。オプションで、フラットスクリーンTVが850ポンド(15万7250円)、75ワットのソーラーパネルが695ポンド(12万8575円)など。

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