KTMというメーカーをご存知だろうか? 1934年に創業されたオーストリアのモーターサイクル・メーカーで、近年はオフロード車の専業メーカーとしてビジネスを展開し、モトクロスやエンデューロレースでは日本メーカーを凌ぐ成績を収めている。
そのKTM、ロードスポーツ市場への参入を意図しており、東京モーターショーでコンセプトモデル『990 RC8』を世界初公開した。参考出品ながらスペックの詳細も確定しており、市販予定であることは明白だ。
75度のV2、1000ccのエンジンを搭載し、メーカーでは「野心的なストリートファイターのための最終兵器」と形容している。1000ccクラスのスーパースポーツ市場では日本メーカーをはじめイタリア、フランス、ドイツなどの大小さまざまなメーカーがしのぎを削っており、「野心的なストリートファイター」とはライダーだけでなくKTM自身のことでもあるのだ。
鋼管製フレームを持ち乾燥重量は175kgで、最高速度は280km/h。「ユニークかつワイルドでエモーショナルなモーターサイクルだ」とメーカーは説明している