ダイハツ工業の山田隆哉社長は27日の決算発表の席上、新開発したワゴンタイプの軽自動車『タント』を11月に市場投入する方針を明らかにするとともに、「『ミラ』『ムーヴ』と並ぶ軽自動車の3本柱に育成したい」と表明した。
開催中の東京モーターショーにも参考出品しているタントは、室内スペースが売り物。山田社長は「軽規格のなかで、これまでにない広い空間を確保しており、軽の新しいジャンルを拓く」と、自信を見せている。
ダイハツは、昨年投入したミラ、ムーヴが好調で、今年度上半期の国内販売は過去最高となった。秋からホンダとスズキがワゴンの新製品を投入しているものの、「まだ当社のミラとムーヴの受注は落ちていない」(山田社長)と、同社の下期での販売も好調が持続する見通しだ。