フォードが2002年にコンセプトカーとして発表した、「『フェラーリ』や『マセラッティ』にも負けないアメリカン・ボーンのスーパーカー」、『GT』が、2005年から実際に生産、販売されることが明らかになった。
GTといえば、60年代にルマンなどで活躍したフォード「GT40」レーシングカーを思い浮かべる人も多いと思うが、まさに往時を忍ばせるデザインコンセプトとなっている。
フォードでは現在最終プロトタイプの実験走行を行っているが、0-60マイル/h到達がわずか3.8秒、最高速190マイル/h以上、という文字通りのスーパーカーだ。エンジンは5.4リットルV8スーパーチャージャー付き。
何台の生産になるのかなどは未定だが、価格は最低でも13万5000ドル程度となる見込み。それでも、「シボレー『コルベット』や『バイパー』が子供だましに思える」ほどのスピードとパワーを持つ、と言われるGTの価格としてはリーズナブルだろう。
レトロなスタイルとモダンなインテリアをマッチさせたGTは、デビューと同時に大きな話題となることは間違いない。