トヨタ『アルファード』、日産『エルグランド』の両Lクラスミニバンに対抗すべく、ホンダが鋭意開発してきた新型ミニバンが、プロトタイプ『ASM』として東京モーターショーにお目見えする。クルーザーのような、外界と隔絶された別世界的居住感を目指しただけに、静粛性や乗り心地の良さ、上質感では絶対の自信を持っているという。
パワーユニットは『インスパイア』に採用された可変シリンダーシステム付きV6エンジンと、モーターアシスト機構を組み合わせたハイブリッドシステム、ホンダ「IMA」。また、大型ミニバンとしては異例の前後ダブルウィッシュボーンサスペンションが採用されており、乗り心地とハンドリングの向上が図られている。追突軽減ブレーキ、車線逸脱警報などの先進安全装備も充実している。
ASMはショー向けにデコレーションされているが、ほぼこのままのフォルムで近々市場に投入されるという。新型車のプレビューという役割を担ったモデルである。