三菱の4輪駆動車『SHOGUN』(ショーグン、日本名『パジェロ』)が、英国グロースターシャー市の救急車として採用されることが決まった。採用の理由は、同車のオフロードでの走行性能が高く評価されたため。
同車は、運転席からの視界が広く、また、どんな天候でも使用可能なために、路面に多少の難がある地域への緊急出動に、大きく貢献すると期待が寄せられている。
同車は現在、救急車に適するように改造が行われている。フロントおよびリアのサスペンションはサブ・フレームによって補強され、振動を少なくすることで患者への負担を小さくする。また、後部は、担架や医療器具を収納できるように、より大きなスペースが確保できるように改造された。
三菱自動車のトピー・マーシャル氏は、「大変誇らしいこと」とのコメントを発表している。同社では、他の地域でも、『SHOGUN』が救急車として採用されることをめざして、自治体に働きかけていく方針という。