ホンダは、トヨタ自動車がアメリカで若者向けブランドとして立ち上げた「サイオン」の存在に脅威を感じ、同様のブランドを立ち上げるべきか検討中だという。ホンダではすでにジェネレーションYと呼ばれる25才以下のユーザーをターゲットにした『エレメント』を販売しているが、当初の目論見とは違い、エレメントの平均購入者の年齢は40歳となっているため。
今後のアメリカ市場を考えると、ジェネレーションYにアピールすることが成長に不可欠であり、ホンダでもユーザーの差異化のため、トヨタのように特に若者向けのクルマを別ブランドで発表する必要があるのではないか、と検討中だという。
同時に、ホンダではよりファン・トゥ・ドライブな車を発表し、若者の興味をひきつける計画。その指標として注目されるのが、ホンダが新しく発表する2台のライトトラック。1台はピックアップベッドを備えたスモールSUV、もう1台は『CR-V』サイズだがアキュラブランドから出される、と予測されている。
なおホンダでは現在のところ正式には、別ブランドを立ち上げる予定や、その名前などを明らかにしていない。