MGローバーの切り札『シティローバー』はインド製

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MGローバーの切り札『シティローバー』はインド製
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3年前にイギリスの投資家グループのフェニックス・コンソーシアムが、独BMWから、わすが10ポンドで買い受けて経営再建中のMGローバー。同社が、先週切り札として発表した『シティローバー』がインド製とわかり、プライドの高いイギリス人を嘆かせている。

というのも、MGローバーの前身ブリティッシュ・モーター・コーポレーションは、かつてインドに自動車の製造ライセンスを供与していた。そして、その中の一つモーリス『オックスフォード』は、現在でもインドではタクシー用に製造されている。それが今度は、インド製のクルマをローバー・ブランドで売ることになり、時代の移り変わりをイギリス人に実感させている。

11月に発売予定の『シティローバー』は、エンジン排気量1.4リットルの小型車で、価格帯は6500〜8000ポンド(約125万〜150万円)。従来製品よりもずっと低い価格設定で、若い世代のユーザーをターゲットにしている。

シティローバーを製造するのはインドのタタ社で、今後5年間に10万台の販売を最低限の目標としている。

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