日産自動車のカルロス・ゴーン社長は23日の業績見通し発表の席上、今年夏にフルモデルチェンジして発売するミニバン『プレサージュ』を披露した。日産が今年度に投入する新モデルの第1号となる。諸元の詳細は明らかにしていないが、エンジンは現行モデル同様、2.5リットルと3.0リットルとなる見通し。全車が超-低排出ガス車となる。
ゴーン社長は「スタイリッシュでモダンなデザインとした。フレキシブルな3列シートが魅力の装備のひとつ」とアピールした。最後列シートは、シート上部に付けられたリングを引く1回の操作だけでフラットに収納できるようにしている。現行車では10回もの操作が必要という。
ミニバンのなかでも激戦のクラスで、競合モデルでは三菱自動車の『グランディス』(現シャリオ・グランディス)やホンダの『オデッセイ』も今年全面改良される。日産は中期計画「日産180」に沿って、今年度も国内販売は前年度比6.3%増と高い計画を掲げており『プレサージュ』の成否が、その達成を左右することにもなる。