F1やっていたから入社した---ホンダの福井次期社長

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F1やっていたから入社した---ホンダの福井次期社長
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ホンダの次期社長に就任した福井威夫専務は、1969年に早大理工学部応用化学科を卒業して本田技研工業(ホンダ)に入社。すぐに、現在社長を務める本田技術研究所に配属され、CVCCエンジンの開発に従事した。CVCCエンジンに携わった最後の世代であり、本人もこの時に「本田宗一郎最高顧問と多少お話ができた」ことが、入社以来の最大の思い出という。

その後、2輪のレース活動に参画して活躍した後、88年にホンダの取締役に就任。94年からは米国オハイオ工場(HAM)の副社長、98年にはホンダ社長への登竜門でもある本田技術研究所社長に就任していた。ホンダ専務は99年から。

吉野浩行社長は「開発部門や内外の拠点、購買など幅広い経験があり、心身共にタフで決断力もある」と、評する。ただ、福井専務が統括するF1では結果が今ひとつだけに、「F1をやっていたからホンダに入った」(福井専務)という本人にとっては、6月の社長就任までに何とかしたいところだろう。

《池原照雄》

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