マツダ『RX-8』のフリースタイルドアの開閉で、もうひとつ注意しなくてはならないことがある。センターピラーが存在しないため、通常はこの部分に設置される運転席/助手席のシートベルトがリアドアの内側から伸びているということ。そのため運転席や助手席にシートベルトを装着した人が座っている状態でリアドアを勢い良く開けてしまうと、前席の人が強い力で限界いっぱいまで拘束されてしまう。
一応は巻き込まれたベルトが出てくるようになっているのだが、余っていた分を使い切った後は拘束あるのみ。報道発表会の席上、このトラブルが何度か発生しており、記者もその“惨事”に巻き込まれてしまった。
大人が座っている場合は割とすぐ過ちに気が付くのだが、子供を助手席などに座らせているときは要注意。体格の小さい子供の場合、巻き取られているベルトの量が多い分、ドアを大きく、勢い良く開けてしまうことにもなりうる。後席でドアを開けようとしたのがやはり子供だったという場合にはミスに気が付くのが遅れることもありうる。このあたりは購入時に徹底させておくのがいいだろう。