トヨタから5月にも発売される新型『ラウム』にG-BOOK対応ナビが用意されるとは既にお伝えしたが、このナビに装着できる通信ユニットは発売が8月までずれ込む見通しとなった。
この通信ユニットにはサイファに搭載されていたKDDI「cdma2000 1x」通信モジュールが採用されていると思われるが、これが事実であるとすればラウムを購入してもG-BOOKをフルに使うことは8月までお預けとなってしまうことになる。
ただ、興味深いのは、このナビには電話接続キット+携帯電話の組み合わせも選べるようになっていることで、これは新型車の発売と同時に使うことができる。この組み合わせの詳細は不明だが、この仕様から推測するに、サイファで採用されていた通信料込みの会費とは別の契約が用意されている可能性も考えられる。つまり、利用に応じて通信料が課金されるG-BOOKノ利用法も新たに追加されることになるのではないか、ということだ。
伝え聞くところでは、サイファのユーザーでG-BOOKの契約を行ったのは全体の半数を超えた程度と言われている。これが事実だとすると、この措置は予想以上の契約数低迷からだするために、選択肢を増やすことで契約者数のアップを狙った可能性も充分考えれよう。