【三菱『CU-H8000』発表】OSへのWindows CE採用は今モデルでも実現

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【三菱『CU-H8000』発表】OSへのWindows CE採用は今モデルでも実現
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三菱電機は2000年4月に国内初の『Windows CE』採用のカーナビ『CU-D550』を発売 して以来、カーナビ用OSとして一般的な『Micro-ITRON』ではなく、Windows CEを積極的に採用している。 今回の『CU-H8000』もこの路線を継承した“CEナビ”となっている。

Windows CEを積極採用する理由としてカーインフォテイメント製造部(三田製作 所)の速水勝朗・設計第一グループマネージャーは「設計、開発段階での円滑化が目的」と語る。一般的な Windowsマシンで開発を進めることができるため、開発効率が向上。全体的なコスト低減にもつながるとい う。

CU-H8000ではWindows CEのカーネル部分、つまりハードウェアのシステム制御を行 ったり、アプリケーションを動かすなどの根幹部分のみ採用。これを自社開発のアプリケーションと組み 合わせ、1パッケージにした状態で使用している。トヨタ『G-BOOK』では『Windows CE for Automotive』を 採用しているが、こちらはOSとアプリが完全に分離しており、1パッケージにはなっていない。また、アゼ スト(クラリオン)『AutoPC CADIAS』のように、マイクロソフトが推奨する仕様に則って作られたわけで はなく、このあたりが他のCEナビと大きく異なるところだ。

HDDの採用によって地図データに使用できる容量は増えているはずなのだが、通常 画面のシンプルさには物足りなさを感じる。ただし、ランドマークとされる建物についてはかなりのこだ わりを見せており、リアルな表現をする。検索スピードも非常に速く、ナビ自身が考え込むというブラン クが無いという点は秀逸といえるだろう。

《石田真一》

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