くず鉄8万台の中に隠された40台---ロシアへ密輸

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大阪税関は3日、同税関の伏木税関支署が昨年1年間に摘発した盗難車の数が40台近くになっていたことを明らかにした。ロシア人船員が携行品として持ち帰る中古車台数は伏木港、富山新港、富山港だけで8万2000台をオーバーしており、膨大なクルマの中から盗難車両を発見することが今後の急務になるとしている。

日本海側に面し、ロシア船の寄港が多い富山県内の港では、廃車となった日本車をロシア船員が鉄屑扱いとして大量に買いつけ、携行品として本国に持ち帰るケースがここ数年急増している。全体の9割近くは正規ルートで集められたクルマだが、盗難した高級RV車などを巧妙に偽装して国外に持ち去るという事件という事件も発覚している。

昨年1年間に摘発した盗難車は39台だったが、一昨年の7倍強まで増えている。通関手続きを厳しくした現在も様々な偽装手段を講じて持ち出そうとする未遂事件も後を絶たない。

同支署では輸出の際に抹消登録の原本を提示させ、各車の車台番号と照合するという地道な作業を繰り返しているが、昨年だけで8万台を超えており、今後も増加していくことが考えられることから、さらに効率の良い照合作業の進め方を考案している最中だとしている。
《石田真一》

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