罰則対象だとは知りませんでした---着色フィルム貼付違反摘発者の言い訳

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神奈川県警は2日、今月1日から施行された改正道路運送車両法に伴い、新たに罰則対象となった助手席へのスモーク(着色)フィルム貼り付け車両を対象とした一斉取り締まりを行った。

神奈川県警・交通指導課によると、この日の取り締まりは県内の主要幹線道で午前から行われ、透過率70%未満のフィルムを運転席や助手席の側面ガラス、フロントガラスに貼り付けていたクルマが対象となった。着色フィルムの貼り付けが禁止されている箇所にもこれらのフィルムを貼り付けた場合の罰則は6カ月以下の懲役または30万円以下の罰金だが、従来は警告や指導のみに留めてきたため、違反となる車両の潜在数は意外に多いとみられている。

この日の取り締まりはおよそ6時間程度だったが、それでも77人を道路交通法違反(整備不良車運転)容疑で摘発し、反則キップの交付を行った。摘発されたドライバーの大半は改正道路運送車両法の施行を知らず、禁止箇所への着色フィルムの貼り付けが罰則対象になることも知らなかった。

県警では摘発時にドライバーから事情を聞き、フィルム貼り付けの施工を行った業者についても今後は積極的に摘発を進めていく方針だという。

《石田真一》

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