スタイリングばかりが強調されがちなオートバックス・スポーツカー研究所ASL『我来也』(ガライヤ)だが、開発を担当した解良喜久雄さんに言わせると、実は日常のメンテンナンスのやりやすさをとことん追求したクルマらしい。
ガライヤは今年春の量産型引渡し開始を前に、現在は様々な部分の最終的なネガ出し作業を進めている。今回オートサロン会場に展示されているのは、量産仕様車で、細部の構造などがプロトタイプ(これまで展示されてきたモデル)とは異なる。
価格の高さ(650万円)とか、バックオーダーの多さ(月4台生産で、現在50台のオーダー)がクローズアップされるガライヤだが、解良さんは「これほどメンテナンスしやすいスポーツカーもないよ」という。
「テールランプにアルファロメオ『147』と共通のパーツを使っているのは、壊したときに部品調達を容易にするため。消耗品関係だって、日産のパーツをそのまま使っているから全国どこでも入手可能です。跳ね上げ式のドアだって、平均的な立体駐車場で開閉可能なよう、1500mm以下にしてある」と説明。日常の使い勝手はオーダーメイドで作られるスポーツカーとは思えないほど考えられているそうだ。
「非日常的なカタチをしているからといって、メンテンナンス性まで非日常的だと思ったら大間違いだよ」と、解良さんは笑う。
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