「『コルト』のプラットフォームは、4ドアの次期『スマート』と共通」。そう語るのは三菱自動車・乗用車デザイン本部・坂爪勇一主任。「世界で35万台規模のプラットフォームになる」という。
さらにコルトの欧州バージョンについては、「外観は差別化している。特徴のワンモーションフォルムはそのままに、細部のデザインが異なる」と坂爪主任。
コルトのデザイン開発は日本と欧州で行なわれた。採用されたのは欧州のスタジオのオマー・ハリホジックさんのアイデア。彼はボスニア生まれで、ドイツ在住。もとフォルクスワーゲンのデザイナーだそうだ。「彼のデザインはシンプルで明快。一方敗れた日本側のアイデアは、今思うと『フィット』に似てたかもしれない」と坂爪主任は振り返る。