いすゞ自動車は、新3カ年計画で、GMから代表取締役副社長、メーンバンクのみずほ銀行から取締役副社長を迎える。GM出身者が代表権を持つのは初めてで、再建計画を確実に実行するための監視役となる。
いすゞは、米国と日本のトラック販売が不振で昨年から急速に業績が悪化、「Vプラン」で再建を図ったものの、予想以上の市況に計画達成が不可能となり、修正してきた。
今回、財務体質を含めてGMが資金投じて思い切った再建計画を策定した。もし、今回の計画で経営が改善しない場合は、GMはいすゞを見捨てると言われており、事実上の最後通牒をつきつけられたかっこうだ。果たして、いすゞは再建を果たすことができるのか。